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正月に帯状疱疹やったら大変でした

由無しごと

全然関係ない話なんですが、正月に帯状疱疹という病気にしこたまやられておりましてそのことを前に一言だけ書いたら検索してくる方がいて、あ、そういえば自分も検索したなあと思い出したのでここに残しておくことにしました。

前兆

2013年12月25日に、寝違えのような肩の痛みと、頭を右に向けたときに痛みでは無く経験の無い違和感があることに気がつきました。しきりに肩や首を回したりしていました。それ以外の症状は、あったのかもしれませんが気づきませんでした。

肩の痛みと首の違和感が続いたまま、三日後の2013年12月28日に会社が年末年始休暇に入りました。後頭部の低い位置の左側を手で触れるとピリピリとすることに、洗髪の時気がつきました。何やら体験したことの無い症状ばかりでかなりびくびくしてました。

発病?

発病というのか分かりませんが、さらに翌日の29日の夜、体温が37.8℃にいきなり上がり、寒気がして布団に入ると、後頭部の表面の方に感じるぴりぴりだけでなく、後頭部と首の中の方がズキズキと痛むようになってきて、かなりやられてきました。しかし熱もそこまででは無いですし、意識ははっきりしていて、まだこのとき自分としては痛みと熱が結びついていなかったので、2日くらい寝ていれば(熱は)治るだろうと考えていました。

2013年12月30日に、首の左側のリンパ節がびっくりするくらい腫れていることに気がつきます。さらにお風呂で今度は、後頭部の左側の広い範囲にできものができていることも分かりました。僕は今坊主頭なので、鏡で見てみると真っ赤です。触ると痛いです。いつも出来るような吹き出物とは違うし、なにより密集して群生していて見た目が最高に気持ち悪いです。さすがにこの時点で全部左側だなあ。おかしいなあと思い、少し検索してました。

この日の夜から、本格的に首の奥を断続的に絞り上げられるような激痛がすさまじくなり、これが結石も痛風も生理も出産もやってない自分には本当にもう人生で最大の痛みで、さらに、ぎゅぎゅぎゅ…、ぎゅぎゅぎゅ…、と締め上げては離し締め上げては離しが延々繰り返されて慣れることも出来ず、眠っていても痛みで起きてしまうほどになったため、アセトアミノフェンを限界量まで飲み始めました。自分は別の持病で腎臓機能を落としてしまう NSAIDs は飲まないように言われていたので、タイレノールをかなり飲みましたが、これが、正直あんまり効かず、このあたりから一日中布団で耐えているようになり、まともに起きてるのはちょっと楽になった2・3時間というひどい感じに…。

年越しあたり

地獄。布団に仰向けになれず、うつぶせたり横になったりしつつ、呼吸を意識しました。時折プチミレディについて考えることで死にたさを紛らわせました。

誤診

明けて2014年1月2日、はっきりとその瞬間が分かるタイプの強い耳鳴りが左耳で始まって、ほとんど聞こえが無くなりました。風邪で鼻が詰まってくぐもって聞こえるあれでは無くて、難聴のあれです。なんでわかるかって言うと、自分右耳で突発性難聴を経験しているからです…。

意を決して、休日診療している「区民健康センター桜丘」に行きました。ここでは私の人生初の完璧な誤診を経験しました。頭皮に関しては「なんか変なローションでも塗った?」と決めつけられ、「覚えは全く無いですが…」と言っても処置無し。発熱とリンパの腫れについては「風邪だから。抗生物質出しとくので飲んでたら数日で治ります」とのこと。耳の聞こえについてはかなり食い下がったものの「それも抗生物質で治ります」の一点張りで、途中からこの人は無理だ感が漂ってきたので切り上げ。

帰ってきて抗生物質を飲むと、確かに喉の痛みが消えました。しかし、この瞬間まで喉が痛かったことに気づいてなかったです…。

ただし、無理矢理にでも外に出ると気分が良いです。耳は少しだけ戻った、ような気がしました。

皮膚科

はっきりいって、喉以外全く状況変わらず。ただ、要するに自然治癒が効いて頭の発疹が一部潰れ枕が血だらけに。

2014年1月4日土曜日、近所で診察している皮膚科を見つけて朝一番に見てもらうと、もう見た瞬間に察しが付いたようで、耳と目の状態について聞かれました。この瞬間まで自分、帯状疱疹が目と耳の神経にも影響すると考えてもおらず脂汗流れます。耳がちょっと…という話をして、帯状疱疹のウイルスの増加を抑える専用の薬(高い)と、塗り薬と、耳用にビタミン剤と腎臓に一番優しい NSAIDs を出してもらいました。耳は心配だが、あとはこの薬を飲んでれば治るから!。とはっきり言ってもらって、このときものすごくほっとしました。

帰って飲んで寝ます。

翌日、耳が少し治った!。あと露骨に首の中の締めつけ痛が小さくなっている!。が、頭のピリピリは全然変わらないし、飲み始めが遅かったのでそのピリピリはしばらく残るかもみたいなことを言われていたのでしょんぼり、仕方ない…。

この日の夜に「連続で3時間眠れた!」って喜んでる記録有り…。

翌々日月曜日、仕事始めでしたがさすがに無理で、休んで引き続き寝ました。年越しの地獄までではありませんがやはりまだ首と後頭部の中が痛い。先生に訊いてこれが神経痛というものだと知る。神経痛には鎮痛剤が効きづらいんだそうです。やはり…。

2014年1月7日に自宅で仕事開始。2時間仕事して2時間寝る。を1セットにして繰り返していたらしいです。謎の使命感です。それにしてもこのとき関わっていたプロジェクトが完全自宅作業可能で助かりました。

回復

2014年1月8日。できものがほぼ全て潰れてかさぶたに。ぴりぴりは変わらず。耳は少しずつ改善。神経痛も少しずつマイルドに。この辺で、出社して良いか皮膚科の先生に電話で相談して、状況的に取りやめました。自分のチームに海外から来ていて水疱瘡をやったことが無くワクチンも打ったこと無い(わざわざ skype かけてご両親に確認してもらった)という同僚がいて、リスクあるという判断です。そうなんです帯状疱疹って、昔やった水疱瘡のウイルスが自分の神経の奥深くで生き延びていて、免疫が低下したときに神経の節の一部で大騒ぎするという奴なのです。だから水疱瘡の免疫全く持ってない、って人にはうつる可能性があるんですね…。勉強になりました。

2014年1月10日。感覚的には、耳がほぼ治る。かさぶたが取れ始める。

2014年1月14日。発病以来初めて、連続して6時間眠る。神経痛はまだ感じるがもうあまり不快でない。ぴりぴりは変わらず。初出社。

2014年1月19日。神経痛が無くなってることに気づく。ぴりぴりもかなり弱まった。

2014年3月9日現在。耳はほとんど大丈夫。ぴりぴりはしないが、手で後頭部左側を触れたときの頭側の感じ方が変。あとは全く正常です!

反省

  • そもそも2週間はかかる
  • 頭や顔に出たら本来は入院だということなので近所の大病院の夜間窓口にでも行くべき
  • 一人暮らしだし耐えちゃうんだけど歳だしもっとびびった方良いかも…

帯状疱疹は、上に述べたとおり水疱瘡のウイルスによるものなので、水疱瘡のウイルスに対する免疫がしっかりあればかかりません。しかし近頃では、独り身の男性の罹患が増えているそうです。なぜなら一人暮らしを10年20年と続けている独り身の男性は、幼い子供との接触が無いために水疱瘡のウイルスに再び触れる機会が少なく、免疫が再強化される機会の無いまま、いつの間にか失われてしまうのだそうです。

悲しいこの独居リスク、これ、他のいろんな病気に当てはまるそうです、おたふく風邪とか…。独居長引いた挙げ句生殖能力失うの不幸すぎるシナリオです。結婚しましょう。それが嫌なら親戚の子供の面倒見ましょう。