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「第3回 Webkit/HTML5勉強会」に行ってきました(後編)

お手製2

MicroformatMicrodata の紹介 by Oli さん(http://oli.jp/

オリさん2

はじめに

HTML に(ヒューマンリーダブル、マシンリーダブル問わず)メタデータを付加する方法はいくつもあるわけですが、クリエータベースでボトムアップに使われ始めたものの代表が Microformat です。

ここにチートシートがありまして、一見すると「ぎょっ」とするほどあります。

Microformat の問題と RDFa

一言で言えば、 Microformat → RDFa → MicrodataHTML5Microdata でがんばっていこう!

とまぁ、色々仰っていたのですが、Microformat は問題だらけで、ボトムアップすぎて HTML の仕様として入っていないこと、実装方法がばらばらになってしまって種類が多すぎること、そのためかツールや UA の実装が揃ってこなかったことがあると。あと、ボキャブラリをマシンリーダブルに新規作成することができず、コミュニティによる追加を待たなければならないこと。属性値のフォーマッティングなどを全世界共通のマシンリーダブルなものとしてしっかり策定できなかったこと。オリさん曰く「Microformat は "stop-gap"(応急処置)な技術である」ということ。

対して、W3CXHTML に対する仕様として策定を進めていた RDFa は、コンピュータリーダブルかつボキャブラリ定義も一つのリソースとして URI を割り当て、かつボキャブラリの属性値のスキーマすら一リソースになるなど意欲的ではあるが、 rigor (厳格・厳密)すぎることと、要するに時代は XHTML2 ではなく HTML5 を選択してしまったので、 HTML5 にはフィットしないよね。という状況になってしまった。

そこで Microdata

そこで登場したのが Microdata で、 WHATWG によって HTML5 の仕様の一部として含められており、かつ RDFa よりは実装しやすく、ボキャブラリも作者が定義できるなど自由度もあり、 Microformat と RDFa の反省をそれぞれ活かしたものになっているということ。

http://www.whatwg.org/specs/web-apps/current-work/multipage/microdata.html

プレゼンの以後は、時間がおしていたこともあり巻きで Microdata の実装紹介でした。この辺はスペック通り。

これからは Microdata

になるだろう。ということです。 HTML5 がこのままデファクトになればそうでしょうね。問題点は、

  • brand new(新しすぎる)
  • almost no tools(ほとんどツールがない)
  • almost no usage(ほとんど使い道がない)
  • it's not RDFa(RDFa ではない)

ということだそうです by オリさん。

感想

私個人の考えとしては、現状、 HTML へのメタデータ付加は SEO 対策としても弱く、実効性にかなり乏しい。実効性があると言えるのは、 FOAF/XFN くらいではないだろうか。先進性を取って進めるのも良いが、業務として行う場合、ただの無駄なコストになる場合が多いと考えられる(特に更新作業)。ボランタリーベースになるだろうと思われる。 FOAF/XFN のように、Google がなんらかの対応を公式に発表した時点からメタデータ実装を考えても何ら問題ないのではないか。多少後ろ向きではありますが、そのように考えます。メタデータをいくら付けたって、それを読んでくれる人がいなければ作者も更新しなくなるし、ブログツールなどの更新ツールも対応が進まない。更新されないメタデータほど悲惨なモノはない。

と書いて「悲観的すぎるだろガンガン付けていこうぜ」と社内イントラでコメントをいただいたので補足すると、僕は「メタデータ超付けよう」派の中の「メタデータメタデータ化は人ではなく機械がやるべき」一派です。人が「メタデータ」と意識して何かを入力するのではなく、普通に「コンテンツ」を記述している気持ちで入力すると後は機械が「メタデータ」として文書にデータを付加してくれるのが良いな!