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まとまった時間などない

GTDはわかった。だがやる気がないのだ。

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

いつものように kazuhi.to さんのブログを見ていたら取り上げられていてまさにビビッと来たので買ってみて読んでみた。ビビビッと来ました!

mixi のレビューにも書いたんですが、新書で安くてさらっと読めるのに内容にすごく説得力のある、なかなか良いGTD本です。「GTDよーくわかった。そして自分なりのメソッドもできた。タスクも整理された。でもやる気が出ねえんだよ!」という僕のための本でした。ということは、みなさんのための本でもあるはずです。きっと。

内容で言われているとおり、違和感とか自分の考えとの差異に注目して気になったところを上げていくと…。

簡単な問題を解いているときの快感

なんか、すごく簡単な問題をモクモクと解いているときって快感ですよね。ほんで、誰も解けなそうな難しい問題にウンウン取り組んでいるときって全然快感じゃない(解ければ快感)。だから前者ってすごく切ない気がして、いつも後ろめたい気がしてたんですがこれはより大きな思考のための助走に使える、ということがズバッと書かれていて後ろめたさ氷解。使っていきたい。

「誰かのために」で、わざと制約を付けて選択肢を狭める

問題が大きすぎたりもやもやしすぎたりしてどうしたらいいかわからないときは、「誰々のためにこれをやろう」というように問題をフレーミングしなおすことで、問題解決にわざと制約を持ち込み、選択肢を狭めることができる。僕の大好きな名著、

なぜ選ぶたびに後悔するのか―「選択の自由」の落とし穴

なぜ選ぶたびに後悔するのか―「選択の自由」の落とし穴

でも延々書かれているように多すぎる選択肢は人間にとって負担でしかないので、さすがに身動きが取れなくなった時は進んで選択肢を削るべきなんだけど、後ろめたくないやり方で選択肢を削る、ということが今までできていなかった。「誰かのために」作戦は目から鱗です。

気になっていることリスト

GTDの手法として結局自分は情報カードを使ったタスクカード制に落ち着いたものの(いつか書きます)、この本に出てくる「気になっていることリスト」の話を見て現状の大きな問題に気づいた。将来に向けて発行したタスクカードと気になっていることカードが今いっしょくたで、気になっていることカードは心的に負荷が高いもんだからこれまた一緒くたになって将来のタスクカードもあまり気軽に振り返られない悲劇。

「気になっていること」と「はっきりとした将来にやること」をちゃんと意識して分けるようにしたい。気になっていることカードフォルダを作ろう。そしてそれは、負荷が高くていいフォルダだ。

まとまった時間ができることなどない

kazuhi.to さんも書かれていたが、これが衝撃。同世代のお仕事ばりばりのみなさんは、みんな実は内心これに気づいていたのでは?!。気づいていながら、甘い期待のような、言い訳のような、そんな気持ちから「まとまった時間ができたら…」などと言ってしまっていることがあるのではと、勝手な仲間意識です。

正確には「まとまった時間ができたら何かをしたいと考えていたとしても、実際にその時間が出来たときには、何か別のことのためにその時間を使わなくてはならなくなっているものだ」という事実と「まとまった時間を待つのではなく、毎日小さい時間で継続できるように習慣づけ、および問題の具体化・細分化を常日頃から行いなさい」という心がけの合わせ技の言葉なのですが、良いですね。染みます。

嫌なことは永遠になくならない

もとい「嫌なことが無くなれば、脳は新たに嫌なことを見いだすように出来ている」。これもうっすら気づいている方も多いのでは…。嫌なことはやってくるのではなく、頭の中から生まれるのである…。

社会的な脳で考える

歳をとってどんどん役割なんてものが付いてくると、なんか自分、役割のせいで不当に割を食ってるなぁ。って思ってしまう時がどうしてもありますよね。そういう時の一つの考え方として、自分が割を食っているこのおかげで、組織全体としては感情のバランスが取れているんだ、と考える。つまり社会的な脳で考えるのも一つの手、ということでなるほどと思った。

とにかくも、世の中の嫌なことのほとんどは自分の中から生まれてくるものだし、だったら自分の中でどうにでもリフレーミングできるはずだし、自分に都合良くではないけれど、自分にとって納得できるように解釈してしまえば良いんじゃないのか。というのが近頃の自分の考え方です。

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